妊婦健診
当院では妊婦健診や超音波(エコー)検査など丁寧に詳しく診察いたします。
当院では妊婦健診や超音波(エコー)検査など丁寧に詳しく診察いたします。
元気な赤ちゃんを産むためにも、下記のスケジュールで必ず受診しましょう。
出血その他の異常があったときは、その都度ご連絡ください。
健診間隔 | 妊娠週数 | 健診・検査内容 |
4週間に 1回 | 妊娠 〜23週 | 初期血液検査(血液型・不規則抗体・B型肝炎・C型肝炎・HIV抗体・梅毒血清反応・風疹抗体・HTLV-1抗体検査) 子宮頸がん検査 貧血検査(20週頃) ※ 20〜25週頃に 分娩予約 についてご案内します |
2週間に 1回 | 24〜35週 7〜9ヶ月 | 貧血検査・血糖検査・クラミジア検査 GBS(B群溶血性連鎖球菌)検査(35週頃) NST(ノンストレステスト32週) ※ 産科医療補償制度についてご案内します |
1週間に 1回 | 36週〜 10ヶ月 | 貧血検査(36週頃) NST(ノンストレステスト36週) |
妊娠初期は、血液型、貧血、血糖、不規則抗体、B型肝炎、C型肝炎、HIV(エイズ)、HTLV-1(ALT)、梅毒、風疹抗体の有無など調べます。
妊娠中期・後期は、貧血などを調べます。
検査項目 | 検査内容 |
血液検査 | 妊娠初期・中期・後期のそれぞれ行います。 初期の血液検査の血糖の値が高い場合、妊娠26週くらいにOGTT(糖負荷検査)というさらに詳しい検査を致します。 |
腟分泌検査 | 必要時検査しますが、初期に必須ではありません。妊娠後期はGBS(B群溶連菌検査) |
NST | 妊娠32、36週に、「赤ちゃんが元気かどうか」の検査を行います。 NSTモニターのお部屋で、ベッドで休んで行います。痛みはありません。 赤ちゃんにストレスをかけずに、赤ちゃんの心拍や動きとお母さんのお腹のはりを、分娩監視装置という器械でグラフ化します。 赤ちゃんは寝たり起きたりを約20分ごとに繰り返しているので、赤ちゃんが元気に動いていることを確認するため、検査時間は20〜30分くらいかかります。 |
風疹は、風疹ウイルスに感染することで発症します。風疹ウイルスに感染した人の咳や鼻水などを介する飛沫感染です。
妊娠初期に風疹にかかると胎児が「先天性風疹症候群」にかかる恐れがあり、お腹の赤ちゃんが影響を受けることがあります。
風疹抗体価が16倍以下の値の方は特に20週頃までに感染予防に努めましょう。
妊娠時に高血圧を発症した場合、妊娠高血圧症候群といいます。
妊娠前から高血圧を認める場合、もしくは妊娠20週までに高血圧を認める場合を高血圧合併妊娠と呼びます。
妊娠20週以降に高血圧のみ発症する場合は妊娠高血圧症、高血圧と蛋白尿を認める場合は妊娠高血圧腎症と分類されます。
2018年からは蛋白尿を認めなくても肝機能障害、腎機能障害、神経障害、血液凝固障害や赤ちゃんの発育が不良になれば、妊娠高血圧腎症に分類されるようになりました。
当院では、リアルタイムで立体画像を撮影する ことが出来る4D超音波診断を行っています。
近年、静止した超音波画像を立体的に3D(三次元)表示することが出来るようになり、さらに最先端の技術ではいわゆる 4D超音波までもが抽出できるようになりました。
妊娠20週から30週位までが良好な画像を得られる週数です。赤ちゃんの向きや羊水の状態、胎盤の位置などによっては 十分に見れない場合もありますので、ご了承ください。