〒955-0083 新潟県三条市荒町2丁目25番33号
産婦人科・不妊治療

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産婦人科・不妊治療

カウンセリング

当院では、不妊治療にも力を入れております。
専門的な知識と経験を持った不妊カウンセラー3名と、胚培養士・エンブリオロジスト1名がじっくりサポートいたします。

不妊症とは

夫婦が手を重ねた写真

妊娠を望み避妊せずに夫婦生活を営んでいるにもかかわらず、2年以上妊娠に恵まれない場合にいいます。(アメリカでの定義は1年です)

不妊症には、原発性不妊症と続発性不妊症があります。
頻度は、15~24歳で4%前後、25~34歳で13%前後、35~44歳で30%前後となり、加齢と共に、妊孕性が低下し(30歳を超えると毎年3.5%ずつ低下)、流産頻度が増加する(染色体異常の増加)傾向にあります。

夫婦そろっての受診がベスト

不妊治療は、できれば初診のときから夫婦いっしょに受診されることをおすすめします。
というのは、不妊原因の半分は男性にあるからです。最初から男性の検査もできれば、不妊原因が早めにわかることもあり、早期治療も可能です。

男性は休みがとれないなどの理由でなかなか受診できなかったり、または仕事以外の理由で病院へ行くことを拒む男性もいます。
そういう場合は、本当に子どもがほしいのかどうかを、夫婦でじっくりと話し合う必要があるでしょう。

不妊治療の手順

特別な異常が認められた場合はそれを治療しつつ、大まかに以下のような順序で治療していきます。

  1. カウンセリング
    不妊症についての解説、検査・治療の説明をいたします。
  2. 基本検査
    不妊症の6大基本検査を行い、原因を調べます。
  3. タイミング指導
    排卵日を予測しながら自然妊娠を目指します。
  4. 薬物療法
    排卵促進や黄体機能不全の改善などをします。
  5. 排卵誘発
    卵の数をふやし、出会いの可能性を高めます。
  6. 人工授精
    人工的に精子を子宮内に注入する方法です。

不妊の6大基本検査

不妊の検査はどんなことをするのか、不安に思う方も多いでしょう。
不妊治療の基本検査では、不妊の原因を調べます。

月経の周期ごとにさまざまな検査が必要となりますので、検査を終えるまで、2~3ヶ月かかる場合もあります。
決定的な原因が見つからないケースもありますが、気長に検査を受けましょう。

  1. 基礎体温の測定
    排卵の有無・排卵日の予測・黄体機能不全・不正出血の原因推測
  2. 精液検査
    精子の数、運動率、形態など
  3. 頚管粘液検査
    排卵日ごろに行う
  4. フーナーテスト
    経管粘液中の精子を調べる(抗精子抗体)
    排卵日ごろの早朝に性交し、産院で調べる
  5. 子宮卵管造影
    子宮の形・卵管の通過性・卵管采周囲癒着の程度
  6. 経膣超音波診断
    卵胞経の計測

不妊の主な原因

排卵、卵管、精子が三大原因といわれています。

不妊原因の割合は一般に次のようになっています。
合計の数字が100%を超えているのは、原因が重複することがあるからです。

  • 排卵障害 - 18%
  • 卵管に問題がある - 25%
  • 子宮に問題がある
    (奇形、筋腫、内膜の発育不全) - 10%
  • 子宮内膜症 - 22%
  • 男性不妊 - 25%
  • 免疫性不妊 - 10%
  • 機能性不妊 - 20%